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コラム「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」#39

第64話「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」#39

2020/07/29

■ブロークン・スウェイ
次はブロークン・スウェイです。これは、もう一つの形のスウェイですが、そう呼ばれる訳は、一般のスウェイの時よりも、肋骨の一番下から骨盤の間でのスウェイが大きいからです。ブロークン・スウェイは、スロー・フォックストロットのチェンジ・オブ・ダイレクション、あるいはワルツのヘジテイション・チェンジなどで使われます。



■ムーブメントと同じ方向に作られるスウェイ
ムーブメントと同じ方向に作られるスウェイは滅多に使われることはありませんが、あることはあります。典型的な例としてはホバー・フェザーがあります。このフィガーでは、男性は左への進行方向に対して左スウェイを使いながら始まります。



3つのスウェイについて説明してきましたが、スウェイを忘れて楽しく華やかなボールルーム・ダンスを踊ることは絶対できません。スウェイには踊りに表情を与えてくれるだけではなく、バランスをコントロールする働きもありますから、誤ったスウェイの使い方をするとバランスを崩すだけではなく、踊りの魅力も消し去ってしまいます。



(第64話おわり)