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コラム「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」#32

第57話「ビル&ボビー・アービンのダンス・テクニック」#32

2020/06/10

②プレッシャー・ライズ
これはその場で行なう足のライズの事で、ナチュラル・スピン・ターンやインピタス・ターンで行われています。プレッシャー・ライズは、また、女性にヒール・ターンのリードをするときの男性のリーディング・ステップでも使われます。男性は女性にヒール・ターンさせる時点で、自分の体重は足裏を転がってボールへ移動しており、かつ、次のステップはスタンディング・フットの隣に来ています。つまり、その場でライズしているのです。このアクションは女性にとって、それ以上後退しないというメッセージとなって伝わります。別の例としては、ホバー・コルテがあります。ホバー・コルテで行われるプレッシャー・ライズは、このフィガーでの見せ場なのです。

プレッシャー・ライズの控えめな例としてはワルツでのシャッセ・フロム・プロムナード・ポジションが挙げられます。シャッセのライズは基本的にはスイング・ライズですが、実質的なスイング・ライズは両足が揃った時点で完了していますから、そこから男性は右足の上で僅かなプレッシャー・ライズをして左足を横へ押し出します。両足が開いた時点では、まだ、左足に体重は乗らず、フロアを軽くタッチしている感じです。それから左足に体重を移してロアーのアクションに入ります。ここで使われるプレッシャー・ライズは、ダンスを見ている人には、スイング・ライズとしか写りません。

シャッセの2~4歩目の継続的なライズをビルは次のように表現していました。



“上がり・続・ける!”





(第57話おわり)