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コラム膝はどっちに曲がる?

第20話膝はどっちに曲がる?

2019/09/25

膝関節は骨格上、前に曲がるように設計されています。

「そんなこと、誰でも知ってる!」

と言われそうですが、スタンダードを踊っていて、ロアーしているつもりでも、膝があまり前に曲がっていないことがあります。

前進運動でそれが起こると、「おしりが落ちている」形になりますし、後退運動でそれが起こると、「バック・バランス」で倒れるかおしりから後退することを意味しています。


その場に立って、垂直なバランスで膝の曲げ伸ばしをしてみましょう。

もっとも自然にできるときは、足首と膝と股関節が上手く連動しているのが観察できるでしょう。

反対に、足首を固めていると膝は前に曲がりにくいですし、おしりが後ろに逃げていると、膝は曲がっても前の方にいかないことが分かります。



サークルで観察していると、例えばタンゴのクローズド・プロムナードで、1歩目でも2歩目でも、足は出ていても膝の緩みが足りないと、動きに勢いが出ません。

試しに「膝を出す」と思って踊ってみましょう。動きがずっとスムーズになることでしょう。


ルンバ・ウォークで前進するときも、後ろの足を前に出すときは、

「いったん膝を緩め、膝を前に出す。それから膝を伸ばし、足を前にポイントする」

と思ってステップしてみてください。素晴らしく美しい足の使い方ができます。


「膝の使い方を考える」と言う単純なことだけで、今持っている技術がフルに使えるようになります。


今、ポンと膝をたたいた人――――好きだなあ、そういうリアクション(笑)!


あらゆる場所で
膝は前に使おうと、試してみましょう。






(第20話おわり)


出典:「社交ダンスがもっと好きになる魔法の言葉/第1章 体に関する11の話(第6話)膝はどっちに曲がる?」