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2019/05/27
「上手になりたい! だから、もっと踊る時間が欲しい!」
ちょっと待って! もっと踊れば、本当にもっと上達するでのしょうか?
「楽しいからたくさん踊りたい」のでしたら、時間を見つけて踊りにいきましょう。でも、「もっと上手に」と思っているのでしたら、ちょっと立ち止まって考えてみませんか?
たくさん踊り、たくさん練習すれば確実に上達するのであれば、日々、たくさん踊っている人たちは皆、世界のトップダンサーになれることになりますが、現実は違います。周囲を見回すと、「頻繁に練習に通っているのに、あまり上手になっていない」と思える人もいれば、「サークルだけで確実に上達している!」と感心する人はいませんか?
つまりは、フロア上の「練習」も「踊り込み」も上達の必要条件のひとつではあっても、「練習 =上達」の絶対方程式ではないということです。
私たちから見て、上達する人の共通点に「良く考えていて」、問題点や自分の考えを「口で説明できる」があります。もしかすると、説明をするには考える力と知識が必要になるからではないでしょうか。
自分が望むように踊りに行く時間や練習する時間が得られなくても、靴を履いていない、フロアの外で上達する方法を探しましょう。
だって、「靴を履いていないときに上達する」のは、まぎれもない事実なのですから!
(3話おわり)