来たる2020年1月21日~23日、United Kingdom Open Championships、通称「UK選手権」が開催されます。
UK選手権はイギリスの3大大会の一つで、毎年ボーンマスにて開催され、世界中からプロ・アマチュアのダンサーが大集結し、激戦を繰り広げるビッグコンペです。日本人選手も多く参加し、年頭にその年の行方を占うと言われる大注目の大会です。
プロフェッショナルボールルーム部門
2018年まで無敗のチャンピオンだったアルナス・カチューシャ組が引退し(2019年は欠場)、昨年初優勝のアンドレア・サラ組にとっては初の連覇がかかっています。ここ最近主要な競技会に出場していないビクター・アナスタシア組の出場有無も、勝負の行方を大きく左右しそうです。
前回チャンピオンのアンドレア・サラ組
ビクター・アナスタシア組。2019年11月の世界選手権など、ここ最近はアンドレア組に勝てていない。
ラテン部門
王者リカルド・ユリア組が昨年をもって引退し、誰が新チャンピオンの座に就くのかが注目されています。長らくリカルド組の次点であるステファノ・ダーシャ組が順当に行けば繰り上がりそうですが、競技会は何が起きるかわかりません。
ステファノ・ダーシャ組が初タイトル獲得なるか、注目が集まる。
日本人選手の活躍にも期待!
ボールルーム部門では、昨年同大会16位と善戦し、バルカーカップ統一全日本ダンス選手権で6連覇と乗りに乗っている橋本・恩田組を始め、ベスト48だった浅村・恩田組、昨年JDCチャンピオンに輝いた森脇・的場組らに特に期待がかかります。
その他の注目選手としては、本戦で最終予選またライジングでも好成績をおさめた福田・エリザベス組、結城・増田組。同ライジングで好成績をおさめ、昨年は海外の競技会でも結果を残している廣島・石渡組などが要チェックです。
ラテン部門では、2019年バルカーカップ統一全日本選手権で新チャンピオンに輝いた増田・塚田組が、昨年の本戦29位をどこまで伸ばせるかが気になるところです。
また昨年ライジングで準々決勝に残り、JDCチャンピオンの座に就いた鈴木・原田組、同準々決勝だった正谷・齋藤組などの行方も楽しみです。
昨年のUK選手権の結果
■プロフェッショナルボールルーム部門
1位 Andrea Ghigiarelli & Sara Andracchio(イギリス)
2位 Valerio Colantoni & Monica Nigro(イタリア)
3位 Domen Krapez & Natasha Karabey(ドイツ)
4位 Stanislav Zelianin & Irina Cherepanova(ロシア)
5位 Gaetano Iavarone & Emanuela Napolitano(イタリア)
6位 Stas Portanenko & Nataliya Kolyada(ウクライナ)
■日本人好成績
橋本 剛 & 恩田 恵子 16位
浅村 慎太郎 & 遠山 恵美 33位
森脇 健司 & 的場 未来 37位
福田 裕一 & エリザベス・グレイ 41位
■プロフェッショナルラテン部門
1位 Riccardo Cocchi & Yulia Zagoruychenko(アメリカ)
2位 Stefano Di Filippo & Daria Chesnokova(アメリカ)
3位 Troels Bager & Ina Ivanova Jeliazkova(アメリカ)
4位 Dorin Frecautanu & Marina Sergeeva(モルドバ)
5位 Nino Langella & Andra Vaidilaite(イタリア)
6位 Kirill Belorukov & Polina Teleshova(ロシア)
■日本人好成績
瀬古 薫希 & 瀬古 知愛 28位(2019年現役引退)
増田 大介 & 塚田 真美 29位
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United Kingdom Open Championships(UK選手権)
開催場所 Bournemouth /International Centre
開催日程 2020年1月21日~23日(3日間)
公式サイト
http://www.dance-news.co.uk/