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ウィスク(Whisk)

基本フィガーのひとつ。その発展形として、レフト・ウィスク、バック・ウィスク、フォーラウェイ・ウィスク、サンバ・ウィスクなどがあります。ウイスク、ホイスクとも書きます。

・英語の意味には「小箒(こぼうき)でサッと掃く様子、牛や馬がしっぽでハエなどを追い払う様子、あるいは、魚が岩陰にサッと隠れる動作」があり、「(料理用)泡立て器、泡立てる」意味でも使われます。
(1)「ウィスクの発案と命名者はパット&アレックス・ムーア(Pat & Alex Moore)です。」(ヘイラー氏)
(2)「このフィガーをはじめてフォックストロットで使ったのはアレックス・ムーアで、プロムナード・フェザーに続けました。」(アクリル氏)
(3)「キングストンのアレックス・ムーアの学校でレッスンを受けていたカール・ブライアント(Carl Bryant)が1930年代にこのフィガーを創ったとガイ・ハワードが語ってくれました。」(SB)

・「ロンドンはサボイ・ホテルでのパーティー会場でのこと — ウェイターがフロアにスープをこぼし、拭き取った所を左足からのクローズド・チェンジを踊ろうとした男性が2歩目で足を滑らせ、とっさに左足を後ろにクロスしてバランスを保ちました。これがウィスクの始まり。男性は続けて右足からのクローズド・チェンジを踊ろうとしましたが、2歩目でまたまた足が滑ったため、とっさに1歩多くステップしたのがシャッセ・フロム・PPの始まりでした。」 —— このような話を、元世界チャンピオンのヒリアー氏が話されているビデオを見たことがあります。信憑性がどうあれ、楽しい話ではありませんか?