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アラインメント/アライメント(Alignment/Alinement)

(1) 踊る人の足(片足、あるいは、両足)の向いている方向を示す用語で次の3種類があります。
a. 面して/フェイシング(Facing) — 前進する方向にトウと体が向いているときに使います。
b. 背面して/バッキング(Backing) — 後退する方向にヒールと背中が向いているときに使います。
c. 向けて/ポイントして/ポインティング(Pointing) — 進行する方向に対し、足と体の向きが違う場合に足の向きを示す場合に使います。この場合、体の向きは別途説明が加わります。

(2) フロアの中にある仮想の8つの方向のことで、ダイレクションとも言います。(1)と組み合わせて使います。8つの方向とは、
1. LOD
2. 壁斜め/ダイアゴナリー・トゥ・ウォール(Diagonally to Wall)
3. 壁/ウォール(Wall)
4. 逆壁斜め/ダイアゴナリー・トゥ・ウォール・アゲインスト・LOD(Diagonally to Wall against LOD)
5. 逆LOD/アゲインスト・LOD(Against LOD)
6. 逆中央斜め/ダイアゴナリー・トゥ・センター・アゲインスト・LOD(Diagonally to Center against LOD)
7. 中央/センター(Center/Centre)8. 中央斜め/ダイアゴナリー・トゥ・センター(Diagonally to Center)

・上記の1.〜8.もアラインメント(あるいはダイレクション)といい、例えば、「部屋の中には幾つのアラインメントがありますか?」との質問に対し、「8つ」と答えることができます。また、「ワルツのナチュラル・スピン・ターンをコーナーで踊るとき、男性の始めと終わりのアラインメントは?」の質問には、「始めは壁斜めに面して。終わりは新LODの中央斜めに背面して」と答えることができます。
・アラインメントの意味には「調整、同盟、連合」の他、「(鉄道・幹線道路の)路線設計」の意味もあり、踊りとの関連性が見えてくる気がします。少しとっつきにくい感じがする英単語ですが、ライン(線)を中心に作られたもの——アラインメント—— と気づくと親しみが湧くかもしれませんね。