5月18日、19日に東京体育館にて東京オープンが開催されました。5年ぶりとなる東京体育館での開催には国内外から多くの選手が集まり、白熱した試合となりました。
今回はPDスーパーグランプリ、オープンラテン、オープンスタンダードの各部門の優勝カップルと日本選手最高位カップルにインタビューしました。
PDスーパーグランプリ優勝
Edgars Linis・Eliza Line(ラトビア)
>優勝おめでとうございます。今のお気持ちを教えてください。
とても嬉しいです。今回が5度目の来日なので、知っている会場で、知っているフロアで楽しむことができました。応援して、温かく迎え入れてくださりありがとうございます。
>コンペで勝つために大切な要素は何だと思いますか?
もちろんたくさんの練習が必要です。メンタルも身体も技術もコンペに向けて仕上げる必要があります。しかし、踊ること自体を楽しむことが一番大切です。あなたが楽しんで踊っていれば、他の人も楽しくなります。ポジティブなエネルギー、ポジティブな気持ちを与えると、人々はそれを評価してくれるでしょう。
>お二人の次の目標を教えてください。
中国でのワールドカップです。私たちはあまり先のことまで目標を立てないようにしています。常に目の前の試合に向けて準備しています。
>日本のダンス愛好家にメッセージをお願いします。
私がいつもやっていて、みなさんにもお伝えしていますが、いつもワクワクしながら踊ることが大切です。もちろんパートナーと同じレベルでいるためにたくさん練習もしていますが、一番は楽しむことです。結果や目標に集中するだけでなく、その過程を楽しみましょう。コンペで踊る時も、練習する時もどんな時も。チャンピオンになれてもなれなくても、ポジティブな気持ちを持ってダンスを楽しむことは誰にでもできるはずですから。
WDSFオープンラテン優勝
Jakub Lipowski・Tereza Kucerova(チェコ)
>優勝おめでとうございます。
今の気持ちとコンペで勝つために大切にしていることを教えてください。
優勝できたことはとても嬉しいです。特にテレサはチェコ出身なので、表彰式でチェコの国歌が流れて、彼女にとって素晴らしい瞬間になったと思います。
勝つことももちろん大切ですが、踊っている時の気持ちが大切だと思います。私たちは毎回踊り終わった後話し合いをしています。一瞬一瞬を楽しんでいます。美しい会場、観客のみなさんはとても温かく、拍手をして声援をくれたり、私たちを励ましてくれました。ファイナルまで踊るのはスタミナが必要ですがこのように多くの観客の前で踊る時、その応援が踊りたい!という気持ちにさせてくれるのです。楽しんでいるのが客席から見えていたなら本当に嬉しいです。
>お二人の次の目標を教えてください。
8月にグランドスラムがあります。その前にまずは私たちのコーチに会うのがすごく楽しみです。
>日本を訪れるのは今回が初めてですか?
初めてです。日本の観客の皆さんはとても温かくて笑顔も多く、微笑みかけると微笑み返してくれるので、コミュニケーションがとても取りやす買ったです。そしてダンスが大好きな人が多いと感じました。
>日本のダンス愛好家にメッセージをお願いします。
ただ真似をするのではなく、ダンスを好きになって100%楽しんでください。私たちはダンスをしなければならないのではなく、ダンスが大好きで踊っているのですから笑顔で踊ってください。それが唯一、大好きなダンスを通して観客にメッセージを届ける方法です。
WDSFオープンスタンダード優勝
Alexey Glukhov・Anastasia Glazunova(モルドバ)
>優勝おめでとうございます。今のお気持ちと、コンペで勝つために大切にしていることを教えてください。
みなさんと踊ることができて、優勝することができて嬉しいです。日本を訪れるのは3度目ですが、来るたびに印象が良くなっています。
競技ダンスはとても複雑なスポーツなのでたくさんの要素があると思います。技術の質やメンタルや体のコンディションなど、ダンスというのは多くの要素が合わさっているんです。
>お二人の次の目標を教えてください。
グランドスラムとワールドチャンピオンシップです。
>日本のダンス愛好家にメッセージをお願いします。
ダンスを楽しんで。たくさん練習してください!