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ニュース「リアル10DANCE舞踏会Vol.3」密着取材レポート(その3)

パーティ・イベント 2019/09/21

「リアル10DANCE舞踏会Vol.3」密着取材レポート(その3)

「リアル10DANCE舞踏会」のレポートもこれで最後です。
今回は各公演のスペシャルプログラム「ドラマCDの世界に浸ろう」「井上佐藤先生ご登場」「溝口彰子先生の『10DANCE』徹底解剖」についてレポートします。

前回、その1の記事はこちら
https://odoribiyori.com/news/20190919-4243/

その2の記事はこちら
https://odoribiyori.com/news/20190920-4264/

A公演:ドラマCDの世界に浸ろう


5巻の発売に合わせて開催された本イベント、特装版の特典は『10DANCE』のドラマCDでした。
それにあやかり、A公演は杉木役CV興津和幸さん、鈴木役CV小野友樹さんによるオープニングアナウンスから始まりました。

こちらはドラマCD収録の際、講談社の方がお願いしてイベントのために吹込みを行った、完全撮り下ろしです。
しかも、真面目バージョンと、ちょっとおふざけバージョンの2種類があり、採用になった方以外の両方とも聞くことができるという、まさに声優ファンにはたまらない幕開けとなりました。

その後、ドラマCDのワンシーンを踏まえ、加治屋・東海林組、関根・高木組が、同じシーンを即興ルンバで表現したらどうなるか、という一幕も。それぞれ異なる印象・振付のダンスとなり、会場からは「お〜」という歓声が。即興なのでベーシックが中心になりますが、ベーシックステップやダンサーの小さな仕草・表情で豊かに表現できることに関心が集まった模様です。





また、CDではタンゴホールドや「ストークス」について話している箇所もあり、CDを聴いたあとに西尾・本池組の解説と実演も観ることが出来ました。




B公演:井上佐藤先生ご登場


Vol.2.5では電話で登場した井上佐藤先生、今回は満を辞してのご本人登場です。
制作の秘密や社交ダンスに対するご関心など、前半は上脇先生を交えて、下田先生と対談形式で語ってくださいました。

先生の登壇にあたり、参加者から事前に聞いてみたいことを募ったのですが、ほとんどの質問が、
「今後、杉木と鈴木はどうなるんですか?」という今後のストーリーに関するものだったとのこと。
下田先生が「これは話せないと思いますので、私が聞きたいことを聞きます!」とオーガナイズし、ボリュームたっぷりの内容となりました。

制作の裏側では、静止画よりも動画を参考にすることが多いとのこと。静止画では「モデルに引っ張られすぎる」のだそうです。また、
「漫画の中では9頭身の設定だけれど、実際のダンサーで9頭身はなかなかいないので、描くときには補正をかけなければならない」
ということで、動画で雰囲気や勢いを掴んで絵に起こしていくのだそう。
また「キャラクターに対してモデルはいるのか?」という質問には、「一人のキャラクターに複数いる」「下田先生や上脇先生を参考にしたところもある」との答えに、お二人とも満面の笑顔でした。

衣装に対するこだわりに関しては、「社交ダンスのドレスの特性を踏まえて描いている」とのこと。清水舞先生のドレス姿をモデルに
「元々素晴らしいプロポーションですが、実際の腰骨の位置がここ。でも飾りの付け方やカットの深さで、ここまで足が長く見えるようにできている。その工夫を尊重して描いているつもり」
と、ダンサーたちをよくよく観察していることが見て取れるコメントもありました。尚、蛇足ながら、清水先生の衣装は加治屋先生デザインだとか。

「出版社が変わったこともあり、杉木と鈴木の色っぽい展開が今後なく、このまま職業物の漫画で落ち着いてしまうのではないかと危惧している読者もいると思う」
という下田先生の危惧に、井上先生は
「私は(終始一貫して)、BLのつもりで描いています」と答えられました。
下田先生の晴れやかな笑顔と観客の方の大きな拍手が印象的なトークとなりました。


S公演:溝口彰子先生の『10DANCE』徹底解剖


ファッション・アートの仕事とレズビアンのコミュニティ活動など幅広い分野での活動の傍ら、BLを研究する溝口先生が『10DANCE』について独自のプレゼン資料を使い徹底的に分析を行ってくれました。



またC公演ならぬスペシャルなS公演として、元統一全日本スタンダードグランドファイナリストの本池組、現JBDFラテンチャンピオンの増田・塚田組の二組による、トップダンサーのショーダンスが披露されました。





また、当イベントとしては初めてアルゼンチンタンゴが披露されました。



踊ってくれたのは、世界チャンピオンのアクセル・アラカキ、アナ・イザベル組。社交ダンスとはまた異なる踏風やテクニックに
「凄すぎて何をやっているのか全くわからない」
「かっこよすぎる」
など、感嘆の声が上がっていました。そんな凄みのある、大人なムードたっぷりのタンゴを見せてくれたアクセル組、話すととても気さくでチャーミングで、そんな彼らに心を掴まれたファンも多かったようです。

なお、当イベントの写真は、おどりびよりFacebookにたくさんアップします。ぜひそちらもあわせてチェックしてみてください!

文/賀曽利奈穂
写真/山内一弘

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