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先生と会員が一緒に成長するサークル

RANB

※コロナウィルスの影響により活動スケジュールが変更されている可能性がございます。サークルへ行ったみたい方は事前に問い合わせるようにお願いいたします。
RANB(2019年12月現在)
会員数:20名
活動エリア・場所:JR高田馬場駅徒歩1分双葉会
活動日:毎週水曜日
時間:19:30~21:00(21:30までフロア開放)
会費:入会金1,800円(無料体験時入会で無料)1回券1,800円
アプリ限定デジタルチケット【4回券6,400円・8回券12,000円】※全て税別
連絡先:
RANB HP:https://ranb.tokyo
電話番号:080−3400−3008
Eメール:ranbtokyo@gmail.com
Twitter:@RANBtokyo
HPや各SNSのDMからもお問い合わせください。


2019年9月に発足したばかりの社交ダンスサークル、RANB。JBDF(財団法人ボールルームダンス連盟)佐藤綾・小島早稀先生、JDC(公益社団法人日本ダンス議会)浜崎裕章先生が運営しています。プロフェッショナルで現役の若手競技選手が3人で運営主体となっているという、なんとも贅沢で珍しいサークルです。2019年12月25日にRANB初のイベント、クリスマスパーティーが行われ盛況の内に幕を閉じました。
RANB発足のきっかけは「若い人がいないことへの危機感」だったと言います。以下は、3人へのインタビューです。

3人しか来なかった立ち上げ期


Q.サークル立ち上げのきっかけを教えてください
A.浜崎先生
チョイスダンススタジオ・双葉会という教室として、社交ダンス界全体を見た時に、どちらかというと愛好家の年齢層が高いこと、入ってくる若い人があまりいないことへの危機感がありました。自分たちに何ができるか考え、早稀先生が地元でヤングサークルを立ち上げた経験があるということで、それなら自分たちにもできるのではないかと考えました。

Q.サークルのコンセプトはどのようなものでしたか?
A.浜崎先生
やったことがない初心者の人に来て欲しい、若い人に来て欲しいと考えて準備を始めました。そのためにホームページも洗練された雰囲気にして、とにかくかっこよさにこだわりました。そもそも、社交ダンスってカッコいいものだと思うのですが、あまり伝わってないなーと前から思っていたので、そこをクローズアップして若い人に響くようにしたかったんですね。

Q.準備段階で苦労したことはなんですか?
A.早稀先生
やはり集客ですね。立ち上げの際は、初心者のみを対象にしたら3人しか来なかったんです(笑)。それで、ある程度の経験者も対象にしたら、徐々に人が集まりだしました。

Q.例会はどのような形で実施されていますか?
A.佐藤先生
初心者と経験者の2つに分けています。幸いにしてフロアが広いので、二つに分けても問題なく開催できます。片方ではスタンダード初心者を教え、もう片方ではラテン経験者を教えているという感じです。後半では、ラテンとスタンダードを交代します。

Q.プロの先生が3人体制だからこそできる例会のスタイルですね。
A.早稀先生
そうですね。口コミでその点が広まったのか、経験者も可にしたらあっという間に20名超が集まりました。社交ダンスの技術の前提であるエクササイズも、身体的な土台の部分からみっちり指導させていただいています。
今後についても、正直、このサークルをどのように進めていけばいいのか模索ばかりですが、若い人たちに正しく上達して欲しい。その上で、社交ダンスは「楽しい」「自由に表現できるものだ」と、もっと感じて欲しいです。
デモや競技会に進みたいと思った時に、ベースとして必要な技術は武器としてしっかりと持っていて欲しいんです。プロ3人がそれぞれの得意分野を分担してきちんと教えられるのは、うちのサークルにしかない強みだと思います。現に、今日のパーティーでもデモをしてくれた中に、初めてRANBで社交ダンスを始めた初心者もいます。

表現と基礎は表裏一体


Q.経験3ヶ月の方が、初めてのデモできちんと踊ってましたね。短期間でここまでできるようになるものなのかとびっくりしました。


A.佐藤先生
そうなんです。変な癖をつけたり、ポイントを外したりしないように教える努力はしていましたが、初心者でも正しく教えればちゃんとデモに到達できることは、教えている僕たちにも自信になりました。

A.早稀先生
みんなが目標にできて、楽しめるようなイベントをやっていきたいですね。あまりにも正しさにばかりこだわって、できないことばかりに目がいってしまうのも楽しくありません。例えば、デモルーティンを私たちが作って、それをベースに直近のイベントで踊ることを目標にするレッスンなんかもいいかもしれません。

会員と先生が一緒に成長できるサークル


Q.今日のパーティーでも、会員様が率先して動いていましたね。
A.早稀先生
正直、教えることには自信があっても、運営面では手が回っていないのは自覚してるんです(笑)。私たち自身が競技選手なので、特に事務周りが弱くて、メンバーの皆さんに助けられてばかりです。
例えば、今日も私たちが(パーティーの軽食として)ピザを用意しましたが、それ以外のことに何も気が回っていなくて。そんな中で「おしぼりあるよ!」「取り箸あるよ!」と用意してくれたのはメンバーの皆さんでした。
会員がこれだけ増えたのも、メンバーの皆さんが身近な人に声をかけてくれたり、SNSに発信してくれたりしたからです。私たちに変わって営業と運営をしてくれている感じです。みなさんには感謝しかありません。

Q.会員さんとともに作り上げていくスタイルのサークルなんですね!
A.佐藤先生
僕たちが意図してこうなったわけではないのですが(笑)、若い社交ダンスの愛好家さんたちを育てたい、楽しませたいという思いに関しては絶対に負けません!会員さんと一緒にやりたいことを相談しながら、基礎力がアップして、ダンスが楽しいと実感してもらえるサークルにしたいです。会員さんたちと一緒に、ますます充実したサークルに育てていきたいと思います。

会員の声


女性・会員:経験約3ヶ月
ずっと社交ダンスをやりたいと思っていましたが、個人レッスンは敷居が高くてなかなか一歩を踏み出すことができませんでした。RANBだったらプロの先生が教えてくれるし、同年代のお友達もできそうだと思って始めました。
今回、このパーティーでデモに挑戦しましたが、習って3ヶ月でできるのかな?と戸惑っていました。でも、先生に励まされて、お友達もドレスを貸してくれて、すっごく緊張したけど踊りきることができました。ずっとずっとやりたいと思っていたので、自分にぴったりの環境を見つけられて嬉しいです。

女性・非会員:上記初デモのお友達

※初心者マークが用意され、初めての方でも参加しやすいように配慮されていました。
今日は友達の付き添いで来ました。正直、見ているだけのつもりだったんですけど、パーティーの最初の初心者講習会で簡単なステップ(ブルース)を教わって、みんなフロアに誘ってくれます。社交ダンスは初めてですけど、おかげさまで私自身も楽しんでいます。

男性・会員:踏歴10年以上
友達の紹介で来ました。社交ダンスはそれなりの年数やっていたんですけど、お休みをしていて、久々にやるにあたって社交ダンスがどんなものだったか思い出すためにサークルを探してここに来ました。一言でいうと、いいサークルです。いろいろと知っているつもりでいましたけど、自分を見つめ直すきっかけになりましたし、ダンスの楽しさを思い出したような気がします。

女性・非会員:近隣サークル所属
近隣の山手線沿線のサークルと掛け持ちしています。そちらのサークルは大人数なのですが、それはそれで楽しい一方で、RANBは指導のキメが細かいです。そして先生が熱いです!

この日のパーティーでは二つのサプライズがありました。
まずは、パーティー当日は佐藤綾先生のお誕生日!

メンバーの皆さんが名前入りのウイスキー、しかもメーカーズマークという佐藤先生のお好きな銘柄をプレゼント。壁際でボトルを見つめて「こんなふうにお祝いしてもらえるなんて……」と声を詰まらせていた佐藤先生が印象的でした。
もう一つのサプライズは、浜崎裕章の特別昇級のお祝いです。

浜崎先生は2019年JDCでデビューし、競技会において快進撃を続け、なんとたった一年でA級まで駆け上りました。こちらもメンバーからのお祝いに、昇級の喜びを噛み締めていました。

パーティーの最後に、2組がコラボしたプロフェッショナルデモンストレーションが披露されました。クリスマスをテーマにした特別なデモに、参加者からは完成と拍手が沸き起こります。
そんな勢いのある先生たちが熱い想いで指導し、その熱意が会員さんに伝わり、お互い補い合っている素敵なサークルです。一緒にサークルを作り上げつつ、社交ダンスを満喫したい方にオススメです!