
ボストン・ワルツ。もともとボストンと呼ばれていたアメリカのワルツ。1834年、ダンス教師のロレンゾ・パパティノ(Lorenzo Papatino)がボストンで始めて紹介した所からその名が付きました。彼はオティス・ビーコン・ヒル(Mrs. Otis Beacon Hill)嬢に雇われ、彼女の邸宅で踊りを披露するよう依頼を受け、当時使われていたものよりずっと緩やかなテンポで滑らかな動きのワルツ(1小節で3歩)を踊って見せました。また、それまではバレエと同じつま先を開いた踊り方をしていましたが、このボストンは両足平行に揃えるようになった最初のボールルーム・ダンスと言われています。(SS)