
「開く—閉じる—開く」の体重移動のある3歩からなる動作のことで、左右どちらの足からも入れます。スタンダード、ラテン両方の種目の中で様々な形で使用されます。「開く—閉じる」の2歩をシャッセと考えると分かりやすいかも知れません。
・「&」カウントを含むシャッセでは、その前のカウントが2等分されます。たとえば、シャッセ・フロム・PPの「12&3」の音の長さは「1、1/2、1/2、1」です。
・シャッセ(Chasse)はフランス語のバレエ用語で、英語のチェイス(Chase = 「追いかける」意味)に相当します。開いた足を閉じる足が追いかけるところからついたと思われます。
・シャッセはパソ・ドブレでも使われ、「小刻みシャッセは攻撃準備のための競り合いを表現し、大きなシャッセは牛の突進を避ける動作を表現しています。」とシャーリー・アイム氏の本に書いてあります。