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ニュース2019年「danceGALA2019」レポート

パーティ・イベント 2019/09/5

2019年「danceGALA2019」レポート

今年のテーマはWONDERLAND(以下、ワンダーランド)!
JDC東部日本プロフェッショナル選手会(TNKS)主催のdanceGALA(以下、ダンスガラ)が、9月1日(日)に、ロイヤルパークホテルにおいて開催されました。

ショーを主体にしたダンスガラは、ダンスタイムをメインにした毎年1月の新春ダンスパーティーに並んでTNKSが力を入れているイベントです。
昨年の瀬古薫希先生から引き継ぐ形で、今年の実行委員長に高田聡先生が就任しました。

実行委員長の高田聡先生



実行委員長インタビュー




ライターNao


就任おめでとうございます!




高田先生


ありがとうござます。実行委員長は本当に大変ですが、いろいろな方のおかげでなんとかなっています。助けて〜と言って、助けてくれる先生方が周りにいる幸せを、パートナーの松村と、日々、噛み締めています。




ライターNao


前の実行委員長の瀬古先生からはどのような形で引き継がれましたか?




高田先生


引き継ぎはその時によって多少違うと思うんですが、僕の場合は昨年のダンスガラが終わる少し前から一緒に仕事をする形で色々と教わっておりました。




ライターNao


では実質、まるまる1年がかりで準備していることになりますね!




高田先生


はい、そうなります。




ライターNao


テーマのワンダーランドはどのように決められましたか?




高田先生


何にしようかな…と考えた時に、元々映画やアニメが好きで、その中でもファンタジー系が好きだったので、いろいろなところからエッセンスをもらいました。
最終的に仮面舞踏会からワンダーランドに迷い込み、また仮面舞踏会に帰ってくるという筋書きになりました。帰ってきたはずの仮面舞踏会も、本当に現実なのか…?という形で含みを持たせて終わっています。





「モノクロームの世界」



「戦いの世界」



「不思議なリズムの世界」



「海の世界」





ライターNao


では、何かありモノを表現するというより一つの新たな創作物を作り出すというようなイメージでしょうか?




高田先生


その通りです。例えば不思議の国のアリスから赤と黒の対比的なモチーフをもらって『モノクロームの世界』を描いていますが、ダンス的に白黒の方が映えるのではないということでアレンジするなど、チームリーダーと一緒に、一つ一つ新たな世界観を作り出しているつもりです。




ライターNao


そのチームリーダーはどのように決めるのでしょうか?




高田先生


プロショーの担当が3〜4人いて、その担当と大枠を話し合って、チームリーダーを決めていく形ですね。ずっと携わっている頼もしいメンバーに、今年は新たなリーダーが加わってくれました。今年は、瀬内先生が『不思議なリズムの世界』、斉藤達哉先生が『海の世界』を担当してくれています。





新たなチームリーダーが二人加わり、メンバーみんなで考え出したワンダーランド。今年も大盛況のうちに幕を閉じました。



VIPサポーターの皆さんがショーの中に登場


また、今年のダンスガラで新たに始まったのが、プロショーにVIPサポーターが登場するという試み!





以下、高田先生のコメントです。

VIPサポーターは、ダンスガラに特に協賛してくださるお客様のことです。以前からダンスガラにある制度なものの、どちらかというとクローズな中で行われており、一般のお客様が存在は知っていても、何をどういう形で行われているかということはあまり知られていませんでした。
なんとかそのご厚意にもっと報いることはできないかと、今年はプロショーの中に登場していただくことにしました。
ワンダーランドに迷い込む仮面舞踏会の出席者として、華麗に踊っていただく予定です。きっと参加した皆さんにも、観客の皆さんにも喜んでいただける演出になったと自負しています!

VIPサポーターのコメント


先生から振付がヴィニーズワルツだと聞かされて、単純にまずは焦りました。やったことがなかったので…(笑)。
本番は緊張しましたが、ふわふわと夢見心地であっという間に終わってしまいました。プロショーの中に自分が登場しているなんて信じられなかったです。終わった今となっては、すごく優雅な気分でいい経験になりました。
あと、リハーサルの時に瀬古先生が、
※場当たりの仕切りは瀬古薫希先生がご担当
「ワンツスリーツーツースリー…あ、日本語の方がいいですね(笑)」
と振付のカウントを取りながらちょっと笑わせてくれたり、褒めてくれたり……終始和ませてくださって、お優しい先生だなあと印象的でした!

グーンとパワーアップしたVIPサポーター制度。来年はどのような形で開催されるのか、楽しみですね。


瀬古薫希・知愛組が選手として最後のダンスガラ参加




2019年2月24日、日本武道館で開催されたアジアオープンダンス選手権大会において、瀬古薫希・知愛組が現役生活から引退を致しました。2009年にターンプロして以来、統一全日本選手権ラテンチャンピオンをはじめとする輝かしい戦績を上げ、TNKS会長としてこれまで選手会を牽引してきました。

このダンスガラが、選手として最後の参加になります。
チームリーダーとしては前述のVIPサポーター登場の仮面舞踏会、『戦いの世界』の振付を担当。ソロダンスとしては『現実世界?』披露しました。
最後のダンスガラ登場に、観客からは惜しみない拍手と声援が注がれました。



選手としては退く形になりますが「ダンサーとして、選手の時とはまた違った表現を模索していきたい」とのこと。これからの瀬古組からも、ますます目が離せません。

来年のダンスガラは2020年9月6日(日)、実行委員長は森脇健司先生です。



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写真・文/賀曽利奈穂

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